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ほら貝blog

7月 9日

 サントリー美術館で「徒然草展」を見た。前半は学術的な展示だったが、主役は後半の海北友雪「徒然草絵巻」。最近、サントリー美術館が購入したお宝で、そのお披露目を兼ねた展示だ。

 入口の目立つところに荒っぽい字で書かれた歌稿があったが、なんと兼好法師の直筆だそうである。兼好法師は高師直のラブレターの代筆で有名だが、こんな下手な字では振られるわけだ。

7月10日

 目黒シネマの岩井俊二特集で「市川崑物語」を見たが、期待はずれ。半分寝てしまう。

 併映は「Fried Dragon Fish」。見たことがあると思っていたが、初見だった。これは面白い。吉本美代子がすばらしい。三流のアイドルと思い込んでいたが、こんなちゃんとした芝居ができたのか。

 もう一本の併映は「PiCNIC」。こちらは二回か三回見ている。何度見ても面白い。

7月14日

 博品館劇場で「6週間のダンス・レッスン」を見た。フロリダの老人向けマンションで一人暮らしするリリー(草笛光子)がダンスの出張レッスンを受ける。インストラクターのマイケル(斉藤直樹)と腹のさぐりあいをするが、しだいに打ち解けてくる。

 リリーは68歳で夫が健在のようなふりをするが、実は72歳の未亡人。死別した夫はメソジストの牧師で、彼女は元教師だが、教師になった経緯は最後に明かされる。マイケルはゲイで、やはり過去にいろいろある。

 無害でかっこいいボーイフレンドを持ちたい中高年女性の願望充足ドラマだろうと軽く見ていたが、意外にも本格的な演劇だった。ウィットの聞いた洒落たやりとりと思っていたら、どんどん激しい応酬になり、博品館でここまでやるのかとたじろいだ。これからも再演されるだろうが、草笛光子が健在なうちに、見ておいた方がいい。

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安部公房を読む          Mar07 1999
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『電脳社会と日本語』(文春新書)
    紹介ページ            Apr30 2000 更新
    サポートページ          Apr05 2000 更新
『図解雑学 文字コード』(ナツメ社)
    紹介ページ            Aug05 2002 更新
    サポートページ          Aug05 2002 更新
◇ ライブラリー
批評                  Feb28 2004 更新
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