『ジャイアント・ピーチ』

加藤弘一
*[01* 原 題<] James and the Giant Peach
*[02* 製作年<] 1996
*[03* 監 督<] セリック,ヘンリー
*[03* 原 作<] ダール,ロアルド
*[04* 出 演<] サランドン,スーザン
*[04*    <] ドレイファス,リチャード
*[04*    <] テリー,ポール
*[04*    <] ポストルウェイト,ピート
*[05* 製 作<] ブエナビスタ
*[05* 地 域<] R2、NTSC
*[06  枚 数<] 片面1層×1
*[06  時 間<] 80分
*[06* 音 声<] 英語5.1、日本語
*[06* 字 幕<] 日本語、英語
*[06* 画 面<] 16:9
*[08* 作 品<]☆☆☆☆
*[08* 特 典<]
*[08* 画 質<]☆☆☆
*[08* 音 質<]☆☆☆

 ロアルド・ダール原作、ティム・バートン製作のファンタジー・ミュージカル。

 両親と死別し、意地の悪い伯母さん姉妹に引きとられたジェイムズ少年が、庭に生えた巨大モモの中に潜りこんで、さまざまな虫とともに大西洋を渡り、憧れのニューヨークにいくというストーリーで、モモの外部の場面は実写、内部は人形アニメになる。虫のキャラクターがおもしろい。

 ムカデがリチャード・ドレイファス、美人蜘蛛がスーザン・サランドンという豪華版。日本語版もすごくて、ムカデが市村正親、美人蜘蛛は麻実れい。麻実れいは顔も似ているし、もの憂げな声がまさに蜘蛛していて、スーザン・サランドンよりもはまっている。「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」同様、吹きかえのためだけでも買う価値がある。

 画質・音質とも標準。特典はない。コレクターズ・エディションを買っておくのだった。

 ロアルド・ダールの原作は評論社の児童図書館シリーズから、なんと田村隆一訳(!)で『おばけ桃の冒険』として出ている。絵本版も『』という題で翻訳されている。英語版はPuffin Bookから『James and the Giant Peach』が出ている。たまたまもっているが、クェンティン・ブレイクの陰鬱なイラストがいい。

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